セルフライナーノーツ前編「赤いタワーまで」

2019/08/05

こんにちはシンリズムです。

ついに本日7インチ発売!!

という事で、こちらの特設サイトでは僕が1曲ごとに色々ダラダラと語る
セルフライナーノーツ前後編をお届けしようと思います。

発売日の本日、前編は「赤いタワーまで」の制作エピソードについてお話しします。

『1.全体の方向性が見えるまで』

元々この楽曲は大学2年の時の課題で作った物が元で、その時は丁度コーネリアスさんの新譜(Mellow Waves)が発売してすぐとかだったので、モロにその影響を受けエレピが左右色んなところで鳴るとか多分公開出来ないぐらいそのまんまなバージョンでした笑

そしてそれから2・3月後のまた別の授業で、課題のために新たに曲を作る時間が無かったので「あの時1周だけ作ってた例の楽曲使えるな」と引っ張り出し、アレンジを変えたところ思いのほか気に入ってしまったというのが1番最初の導入になります。
そこからはかなり早く、プラスチックのフルート(NUVOというメーカー)を買ったから入れてみたいとイントロがフルートになり

それを生かす形でアレンジと楽曲を作っていき、例のごとく歌詞はいつも後書きなので、まずはテーマという事で仮メロ入りのデモをひたすら聴いていると、自分の地元の風景が出てきました。
そこでテーマが神戸という事になり、自分が思い浮かべた情景を歌詞に落とし込んでデモは完成という感じでしたね。

『2.楽曲の詰め・レコーディング方法』

その当時はまさか全部家で作りきる予定もなかったので、YouTubeで観たShakey Graves

の演奏に影響されて、やってみよう精神だけでスーツケースをキック替わりに使うという弾き語りをしようとスーツケースを買い、同時にドラムセット集めればドラム家で出来るんじゃないか?とダラダラ他の物も集めるというスタートでしたが、今思うとこれがよく生きたなと思います。

今回の7インチのリリースまでの2年間はひたすら新曲制作と並行して、家ドラムでの自分が思う理想的サウンドを求める旅といいますか。「赤いタワーまで」のドラムを録り、改善点を見つけて機材を買い、また録るの繰り返しだったので、ドラムは3・4回録り直してます笑
これもあって今回納得のいく形でリリース出来ました(主にドラム)

最終テイクでのドラムマイキングはTop 2本
但し同じ種類の物が2つなかったので
上にBlue Baby bottle
そこから等間隔でフロアタム側にMXL V67Gを置き
イギリスのストーンズやビートルズなどなどを手がけたエンジニアGlyn Johnsさんのマイキングテクニックを使いました

スネア2本
これはベターにTop1
Bottom1
ですね。それぞれ57と58を使いました。

スネア自体はアリアの謎機種スネア(オークションで2000円ぐらいで落としたやつ)を使用したのですが、このスネア結構気にいってます

キック1
キック自体は16のフロアを代用

タム1
こちらもスネアのスナッピーを外し代用

JTSという安価なメーカのマイクを使ってます

合計6本
結構使ってたな…

特にスネアは最初トップにしかマイクを立ててなくて、どうしてももうちょっとハイが欲しいのに抜けないって時にボトムにもう一本立て、音の抜けが解決して感動しましたね。

ギターはFenderのテレキャス直で刺してロジック内蔵のアンプシュミレーターを使ってます。

ベースもFenderのジャズベを直挿し、ローズのエレピも内蔵で済ませました。

フルートはBlueのマイクで(1stは普通の2ndはプラスチック)普通のやつはYAMAHAの入門機です。
結局ピッチがどうしても取れずプロは凄いなと

コーラスはゲストに「月の満ちかけ」から熊谷あすみさんに家まで来て頂き歌って頂きました。

僕の家、駅からすごい遠いのでゲストの方を呼ぶ時は(本当にすみません…)と毎回思ってましたね笑

パーカッションはlogicのDrummer、つまりMIDIです。これに関してはウワノソラの角谷さんにすぐバレたので、追い追いはコンガも購入して生で叩いてみたいものです。スペースが….

『3.個人的こだわったポイント』

この楽曲の参考は分かる人は多いと思いますが、大貫妙子さんでして、楽曲全体を管楽器やストリングスで派手に魅せるというのは何曲かやっていたので、歌詞の方向的にも「赤いタワーまで」は全体リズムトラックが決まっていてずっといるけど、小技の効いたバック演奏に少し添える流れでサビは広がるようなコーラスを出す、のがいいんじゃないかと思っていました。なので、アレンジ的にはシンプルですがそれでもグッとくるような楽曲に仕上がったと個人的には大満足です。

後編でもお話すると思いますが、大貫妙子さんのアルバム「Sunshower」ではサビでパーカッション的に別テイクのドラム(ハイハットのみ)がオーバーダブで足されていたりとリズム楽器も面白い要素が多いんです。「これはいいぞ!」と、今回の自分の曲にもその手法を使わせて頂いています。
これは昔からずっと聴いていたけど、隠し味的な要素としてあるなと感動でした。

そしてなんと言っても歌詞!!今回の楽曲にピタッ!!とハマるテーマと内容だったので地元を思った曲という物でナイスな作品を生み出せたなと思う一つの大きいポイントですね。

といった感じで前編「赤いタワーまで」の解説はここまで!!
後編は「Moon River Lady」についてお話しします!